スタンフォード大学との連携プログラム「Stanford Future Innovators Camp」を開催
6月28日~7月4日の7日間、全国のクラーク高校から選抜された22名の生徒が参加する「Stanford Future Innovators Camp(スタンフォード未来イノベーターズ・キャンプ)」を、東京都・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催しました。本プログラムは、スタンフォード大学との直接連携によるクラーク高校オリジナルプログラムです。8週間の事前講座と1週間の集中型サマーキャンプを通して、オールイングリッシュで「起業家精神」「デザイン思考」「リーダーシップ」などを学び、世界最高峰の一つであるスタンフォード大学のイノベーション教育を体験しました。
クラーク高校のためのオリジナルプログラム
プログラムの大きな特徴は、スタンフォード大学の教授陣・講師陣から直接学べることです。事前講座と集中型サマーキャンプを通して、講義だけでなく、ワークショップやグループワーク、プレゼンテーションまで一貫して学びを深めました。
双方向・対話型・実践型のカリキュラムでは、社会課題を多角的に捉え、解決策を構想する力や主体性、課題解決力を養いました。また、英語によるプレゼンテーションでは、スタンフォード大学教授から直接フィードバックを受けながら改善を重ね、発表の完成度を高めました。修了者にはスタンフォード大学から修了証が授与され、世界最高峰の教育に直接触れ、クラーク生はグローバルな視点やイノベーションマインドを育む貴重な機会となりました。


スタンフォード大学(Stanford University)とは
「QS世界大学ランキング2026」で第3位にランクインした、アメリカ・カリフォルニア州シリコンバレーに位置する世界最高峰の私立総合大学です。革新的な研究とイノベーション教育で知られ、工学、コンピュータサイエンス、ビジネス分野などで世界をリードしています。「自由の風が吹く(The wind of freedom blows)」を校訓に掲げ、GoogleやHPをはじめ、多くの世界的企業の創業者を輩出。世界中から集まる優秀な学生が、最先端の研究と学びに取り組んでいます。


スタンフォード大学教授陣による講義 紹介
<講義1>副学長 ボニー・マルドナド博士
マルドナド博士は、「リーダーになるためには、自分自身と周囲の人の強みを理解することが重要であること」をテーマに講義を行いました。
ワークショップでは、自分の強みを見つめ直すとともに、周囲との対話を通して、自分では気付かなかった新たな強みを発見。さらに、メンター(指導者・助言者)の存在について考え、自分を支えてくれる人の大切さを学びました。


<講義2>リチャード・カシンスキー博士
カシンスキー博士は、「Entrepreneurship & Social Impact」をテーマに、起業家精神(アントレプレナーシップ)を学びながら、社会課題を解決するためのアイデアやビジネスの在り方について講義を行いました。
講義では、医療分野におけるAIの活用方法についても紹介され、生徒たちは社会課題にどのように向き合い、自分に何ができるのかを考え、解決につなげていくための視点や発想を学びました。


このほかにも、スタンフォード大学の教授陣・講師陣による多彩な講義が実施され、生徒たちはリーダーシップやイノベーション、AIなど幅広いテーマについて学び、世界最高峰の教育に触れる貴重な機会となりました。


プレゼンテーション
クラーク生はグループごとに、「オーバーツーリズム」「交通問題」「ごみ問題」「スマートフォン依存」「高等学校における選択科目の充実」の社会課題をテーマに取り上げ、ブレインストーミングやリサーチ、プロトタイプ(試作)の作成を重ねながら、課題解決に向けたアイデアを形にしていきました。
「Most creative solution賞」受賞チーム プレゼンテーション
オーバーツーリズムや外国人観光客のマナーに関する課題に着目し、「A Lock Japan」を提案しました。観光客が日本の文化やマナーを知らないことがトラブルの要因の一つであると考え、来日前の機内で教育動画を視聴し、理解度テストを受ける仕組みを考案。テスト結果に応じて地方で利用できるクーポンを配布することで、日本文化やマナーへの理解を深めるとともに、地方への観光促進や地域経済の活性化につなげることを目指しました。


「Most creative solution賞」受賞チーム プレゼンテーション
交通渋滞の解消をテーマに、高速道路の出口や交差点で発生する慢性的な渋滞に着目しました。解決策として、交通量に応じて車線数を変更できる「ロードジッパーシステム」や、時間帯によって車線の進行方向を切り替える「リバーシブルレーン」の導入を提案。さらに、立体交差を活用して信号待ちを減らすアイデアも発表し、移動時間の短縮や交通事故の減少につながる交通インフラの実現を目指しました。


修了証授与式
プログラムの最後には修了書授与式が行われ、スタンフォード大学のマイケル・チェン教授から一人ひとりに手渡されました。修了証を受け取る生徒たちの表情には、この1週間で培った自信と達成感があふれていました。英語での発表や人前で話すことに不安を感じていた生徒も、仲間と協力しながら挑戦を重ね、全員が最後までプログラムをやり遂げたことは、大きな成長を実感できる締めくくりとなりました。


生徒の声
山本さん(東京キャンパス 3年)
このキャンプを通して、世界を見る視点が大きく変わりました。身の回りのさまざまな課題に自然と目が向くようになり、どんなに小さな問題でも、自分にできることがあれば行動してみたいと思うようになりました。自分に直接関係のないことでも、「自分には関係ない」と切り離すのではなく、少しでも解決に貢献したいと考えています。
野口さん(連携校 札幌大通キャンパス 2年)
この素晴らしい1週間を本当にありがとうございました。 短い時間でしたが、教授の方々からたくさんのことを学ぶことができ、とても貴重な経験となりました。温かくご指導・ご支援いただいたことに心から感謝しています。このキャンプで得た学びをこれからの挑戦に生かし、自分の未来につながる大切な一歩にしていきたいと思います。



スタンフォード大学 教授たちのコメント
マイケル・チェン博士、パベル・ラザフォード氏が、今回のプログラムを振り返り、インタビューに応えてくださいました。

